高専は怖くない!変な学校だけど就職最強なのでオススメ!

高専は怖くない!変な学校だけど就職最強なのでオススメ!

こんにちは、ほとんどの人は存在すら知らなくて「は?高専?定時制?」とかいうくらいの認知度である工業高等専門学校を卒業した、らいか(id:sakanatech)です。

高専って知ってますか?知りませんよね。高専を卒業してから色々な場面で出身校とかを聞かれますが大体、「高専出身です」と答えても帰ってくるパターンは決まっています。

  1. え?高専ってなに?
  2. 専門学校?
  3. 短大?
  4. 定時制?
  5. へ~

くらいしか返ってこないので少し悲しくなりますが、人生において高専卒の方は高専がどんな学校でどれほど変わっているのかを説明する機会に非常に恵まれているのではないでしょうか?
わたしも、誇張表現なしに人生で100回以上は高専ってどんな学校なの?って聞かれているので自分の中で明確な答えを持ち合わせています。

高専って変な学校だけど、怖くないし就職は最強だよっていうのを高専を知らない方々に伝えたいです。

そして、高専について興味をもってもらって、高専へ進学やお子さんに高専という選択肢を紹介する一つのキッカケになればいいなぁと思って書いていきます。

 

高専を知れば怖くないことが分かる

高等専門学校(こうとうせんもんがっこう)は、後期中等教育段階を包含する5年制(商船に関する学科は5年6か月)の高等教育機関と位置付けられている日本の学校[1] 。一般には高専(こうせん)と略される。 学校教育法を根拠とし「深く専門の学芸を教授し、職業に必要な能力を育成する」ことを目的とする一条校である[2]。 主に中学校卒業程度を入学資格とし、修業年限5年(商船学科のみ5年6か月)間の課程のもと、主に工学・技術系の専門教育を施すことによって、実践的技術者[注釈 1]を養成することを目的にした教育機関である。 高等専門学校 – Wikipedia

つまり、専門的なことを5年間かけて学ぶ学校ということです。
最近では、専攻科といってさらに5年間に追加で2年間勉強する時間を増やして尖った専門性を身につける事ができるようになっているため、人によっては最大7年間同じ学校で学ぶことが出来る。

小学生でも、同じ学校に6年しかいないのに同じ学校に5年~7年居る様な変な学校です。

 

ほぼ全ての都道府県に1つ以上ある

高専は日本国内で57校あります。

  • 埼玉県
  • 神奈川県
  • 山梨県
  • 滋賀県
  • 佐賀県

の5つを除いて各都道府県には1つ以上あるため、進学するために遠方へ引っ越したり一人暮らしをしたりする必要性があまりありません。

また、高専によっては寮制を採用しているため必要であれば寮に入ることが出来ます。
わたしの卒業した高専には寮がなく、クラスメイトと同じ家で暮らすという経験が出来なかったのは今でも少しだけ残念です。

 

そこそこ賢い高専

中学2年生の終わりごろから急に言われるようになった偏差値という言葉。学力を相対的に数値化した偏差値でいうと、高専はまあまあ高い偏差値が要求される学校です。

わたしが卒業した高専の偏差値が64でした。(2005年ごろ)

偏差値は概ね25~75で数値化されるので、64だと大体上位7%に属する人たちが進学の対象として候補に挙げます。中学校のクラス内で成績順位が5番以内にいる人が進学していきます。

高専は、その他の工業高校や私立高校とは比べ物にならないくらいの圧倒的な就職率や大学編入の容易さから選ばれることが多く、そのため非常に人気が高まっているため高い偏差値を求められています。

しかし、入学してみると以外にも勉強大好きマンばっかりと見せかけて、高専はその独特な自由な校風から遊び呆ける人や、わたしの様にオンラインゲームにハマってしまい留年が見える。なんていうダメな学生も多数います。

 

圧倒的な就職率

就職氷河期と言われ続けている時代ですが、高専にはそんなもの全く関係ありません。
このご時世でも、求人倍率が16倍を超えています。(※学生1人に対して16社が「うちに来てくれ!」と言うレベル)大卒の方の求人倍率は2016年度卒で1.73倍との調査結果が出ているので、高専と大学とを比較すると約10倍の差があります。

この圧倒的な求人倍率の差から伺える様に、高専は他の工業高校や大学とは比べ物にならないくらい就職に強い、最強の学校なのです

また、求人に出される企業も総合職などは少ないのですが技術分野の大企業や中堅ながらも長い歴史のある優良企業が非常に多く、将来にわたって安定した職に就くことが出来ます。

当然ながら、就職活動なんて言葉は高専生には存在しません。わたしの高専で何社目の会社で決まったかを話すときに言われていたのですが

  • 1社目で決まるのは当然
  • 2社目までいくのは不運
  • 3社目までいけば異常事態

「どこの高専も同じ」とまではいかないと思いますが、学年で3社面接を受けていた同級生は同時居ませんでした。
就職志望者はほぼ全員4月中に内々定をもらってGWに就職活動を行うなんてことは不要でした。

技術系の分野に興味があって、就職にも強い学校を選びたい!」と思う中学生の方には本当に心の底からオススメしたい学校です。

 

授業に関してだけはちょっと怖い高専

いいところばっかり紹介していますが、やっぱり世間的な認知度は低く、集まる学生は専門分野に尖った学生ばかりなので、少しだけ変わった人が多いです。

 

理系科目の種類がヤバい

さすが理系の高専!って感じがしますが、数学は1年間に6科目あります。物理も4科目あります。それに加えて工学的な科目が学科によって複数あります。

なぜ、こんなことになってしまうかというと高専では4年次、5年次は専門分野に特化した授業が非常に多く存在するため数学や物理や基礎的な学問については、1年~3年のうちに大学理工学部卒と同程度の内容を修了させるために、1年~3年の間に一気に詰め込みます。

高校数学の範囲なんて1年の終わりごろには網羅します。この速度はハンパないです。

いやもうほんと苦しいくらい授業が早くダラダラ先生が授業するなんてことはありません

とにかく、とてつもない速さで授業が行われとてつもない量を詰め込みます。
それに加えて、技術実習も行われ毎週レポート提出が義務付けられるため高専生は非常に多忙です。

科目数が多すぎて、テスト期間は1週間程度あり平均して18科目くらいが中間テストや期末テストの対象科目となります。テスト期間中は夜遅くまで勉強をすることが当たり前で、わたしも何度も徹夜で一夜漬けをしていました。勉強していました。

 

一般科目がわりと適当

そんなバランスでいいのか?って思いますが、一般科目(国語・英語・歴史などなど)の科目はわりと適当です。
適当っていうと当時の先生から怒られそうですが、特に歴史の授業なんて適当の極みでした。教科書を読み進めて当時なにがあったのかを黒板におもしろおかしく書いて、それがそのままテストに出題!なんてことも当然あります。

あと今になって「もっとちゃんと勉強しとけばよかったー!」と後悔するのが英語です。
技術者にとって、英語は絶対に読めなければならないものです。大多数の技術書やマニュアルは英語で書かれているからです。英語も歴史と同じくふんわりと授業が進むので、高専卒の学生のTOEICの点数が低いと言われ続けている原因はここにあるよなぁといつも思っています。

 

留年はいつもあなたの後ろに!赤点は59点以下です

赤点といえば、テストで一定以下の点数をとってしまうと補修や最悪の場合単位を落とすことに繋がる恐怖の言葉ですが、高専での赤点は59点以下です。これは高専生にとって非常に苦しく高いハードルです。

テストでは常に60点以上をキープする必要があり、専門科目も幅広い分野に対して学ぶので興味のない専門分野の点数はやっぱり伸びません。
わたしは、情報系志望だったので「機械設計だとか建築に関することとかは凄く苦手でした。

 

高専にはオタクしかいないので怖くない

オタク」と聞くとアニメオタクやアイドルオタクや鉄道オタクなど様々なオタクを想像すると思いますが、こういったオタクが多いのは当然ですが、全員が何かしらのオタクです。

「どういうこと??」と思われそうですが、高専に入ってきた時点で何か興味のある分野が1つか2つはあって明確な意思を持って入学しているため一人ひとりの”好きレベル”が異常に高いです。

  • プログラミングがめっちゃ好きなオタク
  • 効率的な回路を考えるのが好きなオタク
  • 美しい建築物が好きなオタク
  • 化学技術の応用や新しい使い方に強い興味をもつオタク
  • アニメ・ゲームオタク

ほかにもまだまだありますが、”好き”のレベルが平均値よりも遥かに高い人達が集まる学校なので、色んなスペシャリストがたくさんいて面白いです。

パソコンを買うときは、自作PCオタクの同級生に相談したり、電車旅行がしたければ鉄道オタクの同級生に高効率な青春18切符の使い方を聞いたり、車オタクの同級生から目の前を通った珍しい車のウンチクを聞いたり・・・

好きな事を語る高専生の目はキラキラしていて、1聞いて1の返答でいいのに気を利かせすぎて1聞いたら20くらい返ってくるところだけが欠点ですが、いろんなスペシャリストから自分が全く知らない分野の話を聞くのは最高に面白い体験ができます。

 

高専では学内恋愛とか夢物語です

高専は共学であることが多いので、とうぜん考えてしまうのが同じ様に技術に興味のある女の子とキャッキャウフフを想像しますが、あらかじめ断言しておきます。

学内恋愛とか夢物語です。夢を見るのはやめましょう。

そもそも、学内に女子という存在が非常に少ないです。
男女比率9:1は普通です。もっと女子が少ないところでは40人クラスに女子が1人や0人といったことも十分あり得ます。そんな中で同級生と学内恋愛なんて・・・夢物語なのでもうこの話はやめましょう。

 

オタサーの姫は・・・いる!

います。マジでいます。オタサーの姫を守護するフォーメーションを組んで歩いている集団も居ます。
ああ、オタサーの姫って実在したんだ」ということを自分の目で確認することが出来る特殊な空間です。

オタサーの姫も自分が姫であることを理解しているようで、取り巻きのオタクをうまく使って課題を効率的にこなすことや、オタクを使って恋愛ごっこみたいな闇のデュエルも行われます。

 

女子との壁がほぼ無い

3年を過ぎると女子が男子ばかりの学内の環境に適応してきて、徐々に女子から男子っぽくなってきます。
人間の適応力って凄いと思うくらい、男女間の壁がなくなり何かやらかさない限り仲がよく、男女間での気の使い方が少なく、非常に気楽な環境といえます。(いやでも、気楽って思ってるのは男だけなのかも・・・?

 

高専は怖くない!

少し変な学校だったり、勉強が難しかったりするんですがやっぱり卒業してからも、高専でよかったなって思うことがたくさんあります。日本中どこの高専でも、高専卒というだけですごく仲間意識が生まれるし、やっぱりどんな話をしても面白い。

そんな高専の魅力を少しだけでも今回どうしても共有したかったので、何かの参考になればすごくうれしいです。

高専はめっちゃオススメですよ!!!

 

らいか
就職したいなら。何かものづくりをしたいなら、高専は工業高校に進学するよりも圧倒的にいろいろなことを学べて、就職にも有利なのでおすすめです。
高専は怖くない!変な学校だけど就職最強なのでオススメ!

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ABOUTこの記事をかいた人

工業高等専門学校を卒業後、NTTグループのSI企業に就職。数々の炎上案件を鎮火するために日本各地を5年間転々とする。2015年に一般ユーザ向けのWebシステム開発案件のチームリーダとして業務に従事し、改めて"Webのものづくりの楽しさ"に気付きWeb制作会社に転職。Web制作やアクセス解析を使ったオウンドメディアの運用改善などを行っていく中で、もっとユーザー目線でWebをただ制作するだけではなく企画や運用まで幅広い領域で仕事がしたいと感じるようになり、Webディレクターのキャリアを目指す。日本中のビジネスホテルに詳しく、犬や猫よりも鳥派。