2020年から小学生にプログラミングじゃなくネットリテラシーを教えるべきじゃない?

2020年から小学生にプログラミングじゃなくネットリテラシーを教えるべきじゃない?

こんにちは、しかしWindowsMeからインターネットの世界に入り込み、数々のネットリテラシーや各種ブラクラ、ワンクリック詐欺等をリアルタイムで経験し、すべての対処方法を体験的に学んできた、ゆとり世代のらいか(id:sakanatech)です。

この記事が発端でした。

【参考リンク】

2020年から小学校でプログラミング必修化だけど全員整列教育では何も変わらないよ

2020年からプログラミングを小学生に対して必修科目にするというもの。
プログラミングを小学生に無理やり教えたからといって、これからのビッグデータや人工知能など必ずこの10年以内にIT業界の中核となる技術について明るい要員を確保できる訳がなく、そんな政策無意味で、まずは今IT業界で働いている人に対しての待遇改善や技術者を優遇する制度の制定などが優先されるべきだと思います。

どうせやるなら・・・とHTMLを教えたらいいんじゃないかなぁと思ってたのですが、冷静に考えると教えるべきはHTMLだけじゃなくて「ネットリテラシー」であると思いました。

こんな関連する記事も書いてます。
Wi-Fiって言葉使いたいだけなんじゃないの?2020年に小中高校に無線LAN配備! – SakanaTech

ネットリテラシーが欠け過ぎているキッズたち

バカッター速報が出来るくらい、最近のキッズたちはネットリテラシーがありません。

【参考リンク】

バカッター速報

というか、インターネット上に何を公開していいのか悪いのかを全く把握しておらず、犯罪自慢をネット上に公開したことでどのような問題が発生するのかという先を全く想像できていません。

その背景には、Twitterはインターネット上のサービスであるということの理解が無くインターネットは全世界の人に対して公開された情報であることを把握していないことがあります。

 

どうしてバカッターは起こるのか

ネットリテラシーに関する理由と根本的な理由が2つあります。

  1. インターネットでの情報公開に関する失敗経験が足りない
  2. 根本的に視野が狭く全ての物事が自分の周りでしか起きていないと考えている

2番目の問題については、この記事で考えることではないのですがバカッターを起こす様なキッズは視野が異常なまでに狭く、すべての物事が自分から見える範囲だけにしか伝わらないと勘違いしています。

インターネットでの失敗経験が少ないというのは、失敗であるということが他社に伝わらないような小さな失敗です。

例えば、男性であればアダルトサイトをチラっと見たときにふとしたクリックで急に「会員登録しました!」などのページが表示され消そうとしても中々消えない。消そうとしても消そうとしてもページがどんどん新しく生成される。。
こういった問題に出会い、対処方法が分からずにPCを強制終了したり。
でも、実は強制終了なんてする必要がなく、ウィンドウを閉じるなりブラウザのプロセスを止めるなりすれば問題は解決するのです。

こういった小さな失敗からどんどん経験値を貯めていったことでネットリテラシーだけではなく、インターネットの歩き方を体験的に学ぶことが出来るようになります。

小さな失敗を犯していない人は、何をすればいいのかわからず、また自分が起こす行動の結果が予想できないためバカッターの様に重大な失敗を引き起こして取り返しのつかない事を起こしてしまうのです。

 

小学生にこそネットリテラシーを教えるべき

ネットリテラシーという言葉一つでは広すぎるので、より的確に表現するのであれば
インターネットは知らない人がたくさん見ている空間である」事を認識させるべきです。

スマートフォンが広く一般化し、現代の小学生であれば小学一年生のころからスマートフォンに触れる機会が多く、また自分専用のスマートフォンを持っている子も多くいます。そのため容易にインターネットの世界に繋がることが出来る今、インターネットの何が素晴らしくて何が怖いのかを理解してもらうために、まずは、インターネットには知らない人がたくさん見ている空間であることを伝えることが本当に重要であると考えています。

小学生の高学年に近づけば、その情報に加えて「インターネットには悪意をもった知らない人もたくさんいる」という事を徐々に伝え、便利であると同時に危険であるという点についてもしっかりと伝えていく必要があります。

 

プログラミングなんて教えるのは中学生に入ってからや、小学生の頃から自発的に興味を持った子だけでいいと思います。

大多数の小学生は、それ以前にインターネットの怖さを全く知らず、全く知らないまま身近な存在であるインターネット上に視野の狭いまま、自分の行いを仲間内だけでふざけているのと同じようなノリでインターネット上に公開し、そしてネタにされます。

そうならないためにも、

  • 小学生低学年にはインターネットの便利さと広さを教える
  • 小学生高学年には、インターネットの怖さと悪意を教える
  • 中学生には、インターネットを駆使して出来る世界の広さとプログラミングを教える

このくらいのバランスでいいんじゃないでしょうか?

 

一番残念なこと

政府が小学生にプログラミングを教えることが日本のIT技術全体の向上に繋がると結論づけた事自体が残念です。
もうちょっと考えてほしかったなぁ・・・。

 

らいか
やっぱり一番の問題は国の方針を考える人の近くにIT技術の現状やこれからのあり方について明るい人がいないっていうのが問題なんでしょうね。
2020年から小学生にプログラミングじゃなくネットリテラシーを教えるべきじゃない?

ABOUTこの記事をかいた人

工業高等専門学校を卒業後、NTTグループのSI企業に就職。数々の炎上案件を鎮火するために日本各地を5年間転々とする。2015年に一般ユーザ向けのWebシステム開発案件のチームリーダとして業務に従事し、改めて"Webのものづくりの楽しさ"に気付きWeb制作会社に転職。Web制作やアクセス解析を使ったオウンドメディアの運用改善などを行っていく中で、もっとユーザー目線でWebをただ制作するだけではなく企画や運用まで幅広い領域で仕事がしたいと感じるようになり、Webディレクターのキャリアを目指す。日本中のビジネスホテルに詳しく、犬や猫よりも鳥派。